私は大学で情報工学を学んだのですが、卒業後は6年近く飲食業界で働いていたので未経験とほぼ同じ状態、私自身は未経験以下の気持ちでした。また、IT業界ではたいた経験もないのでなおさらです。そんな私に未経験から目指すのは?と聞くのであれば、
「大変」でしたと答えます。
パソコンやインターネットができるレベルではない
パソコンができるとか、インターネットができるとかいうレベルでは仕事はできませんし、マイクロソフトのオフィスができてもITエンジニアにはなれません。想像できない方は大工さんや電気屋さんを思い浮かべるといいかもしれません。ITエンジニアもいわゆる職人です。大工さんや電気屋さんが使う工具がITエンジニアで言うパソコンや周辺機器、システム開発で使うソフトウェアなどです。
在住外国人が日本で仕事をする
昨日、地元のフリーペーパーで「在住外国人が日本で仕事をする」というような内容の特集が組まれていました。あるアメリカ人の方は、日本の建築にあこがれて、日本で修行を積み仕事を続けているそうです。苦労したのは「アメリカでは分からないことは何でも聞いてよかったのですが、日本の職人の世界では”見て盗め”が基本。最初は空気を読むのに苦労しました。」といいます。
ITエンジニアの場合もこれが当てはまります。先輩の設計や設定・プログラムを盗まなければなりません。盗むには知識がなければなりません。IT業界は新しい技術のサイクルが早いのでせっかく覚えたことが来年は通用しないといったことも多々あります。
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